Natural Cafe Jazz Live Report 2004.07

contributed by hyaralin-san


夏休み初日のような・・・

プルプリーノス
<プルプリーノス> 高橋ゲタ夫(b,vo) 大口純一郎(p) 田中倫明(perc) 松島啓之(tp)

夏休の始まり
子供の頃を思い出してみよう。 7月某日「夏休み」は始まる。1学期の成績が良かった子にも悪かった子にも 平等に夏休みはやってくる。終業式を終えて家路に就くときの開放感たるや、 もう今では絶対味わえないほど純粋なものだった。 あの忌まわしき8月31日(夏休み最終日)がやってくるなんてことは、 その時点では毛筋ほども考えていなかったでしょ?海、山、プール、キャンプ、花火、スイカ、カキ氷・・・。 そんな楽しいことで頭は一杯だったはず(僕だけか?)。 今宵の強力ラテンバンド「プルプリーノス」は、大人になった僕らにそんな過ぎし日の夏休み初日に味わった 高揚感を提供してくれようとしていた。
暑さにも勝る熱さ
昨年11月に初出演を果したこのバンド。冬のラテンも悪くないが、そのライブで「是非、真夏に聴いてみたい!」 と思った人は多いはず。そんな期待を裏切らないのがナチュカフェのいいところ! この地方の梅雨はこのライブの合わせるかのごとく、例年よりかなり早めに明け、以降猛烈な暑さが続いている。 そんななか、満を持してのプルプリーノス来岐。「暑い」だけの夏はもう勘弁。やっぱり「熱い」リズムで酔いたいよね!
ゲタイート〜
ゲタ夫さんはもう夏モード全開! 出で立ちからしてパイナップルを思わせる奇抜なヘアースタイルとトウモロコシを連想させる黄色いシャツ。 そして、そのベースから紡ぎ出されるリズムはまさに赤道以南のそれ。 今夜はヴォーカルをとる場面も多く、初めて聴いた1−5ではゲタ夫さんの歌によりその曲の良さが120%伝わってきたし、 情感込めまくりの絶唱スターダストも素晴らしいパフォーマンスだった。そしてベースソロとユニゾンで突っ走る 超絶スキャットはどんな季節でも胸にビシバシ響いてくる。まさに「歩くラテン男」。
ミチャキーノ〜
プルプリーノスのラテン・グルーブはこの人の両腕にかかっているといっても過言ではない。 デラルスで世界を駆け巡ったラテン・エリート。中南米で行っていない場所は無いというくらいの旅人。 根っからの日本人でもこれほどネイティブなリズムが発信できるのだ。 打ち上げでも終始温厚な笑顔で皆に接していたミチャキーノ、ひとたびコンガを前にすると瞬時に熱いラテンモードに切り替わる。 時折、入れるシンバルがブルッとくるほど効果的で、グルーブを倍増させていた。
オオグチ純一郎〜
岐阜を愛するジャズメン、最右翼といってもいいかも。 岐阜のジャズファンと大口さんは相思相愛の関係。毎年、何らかのバンドで岐阜でライブをやってくれる。 「岐阜は大好きなフィールド」と公言してはばからない。うれしいじゃありませんか。 この人、ジャズだけじゃなくラテンへの傾倒もハンパじゃない。 だから、プルプリーノスでもかなり重要な位置を占めている。 ゲタ夫さんの言う通り、このバンドのサウンドクリエーターだ。 因みに、4ビートのライブでも、必ず1,2曲は本物のラテンピアノを聴かせてくれるんです。
まっちゃん こと 松島さん
さて、ラテンに最も合う管楽器、それはやっぱりトランペットでしょう。 ミチャキーノ、ゲタイートのコンビが創出する最強ラテンリズムに乗ってのびのびと吹きまくる 松島さん。大口さんは「これほど自然体で吹けるラッパ吹きは他にいない」と賞賛する。 この人のラッパはとにかく暖かい。正確がにじみ出ているようである。 美味しいウナギを食べて、純粋に涙を流す男。ちなみに昨年、岐阜某所で天然鮎を頬張って、 泣きかけているのを僕は目撃している(笑)。
1st set
1.????
2.skylark
3.????
4.????
5.silencio
6.rumba
7.???? (an encore)
大口さん
日本ジャズ界の歴史そのもの!
ミチャキーノ
Mr.グルーブ!ミチャキーノ!
2rd set
1.????
2.dr.jekyll
3.????
4.stardust
5.new arrival
6.flamingo (an encore)

求愛タイム
さて、今宵はステージ真正面に、ラテンのり(?)の賑やかな御一行様がいて一曲目から かなりの盛り上がりを見せていた。こういうお客様がいると、まわりもステージも盛り上がるものである。 掛け声、ヤジ、嬌声・・・いろんな効果音がライブの高揚感を増大させていった。 そしてラストが近づき、お約束のダンスタイムがやってくる。 ゲタ夫さんが激しいルンバで、ギャラリーの参加を求めながら店内にまろび出てきた! 求愛のダンスに照れてしり込みする者もあれば、謹んでお受けする女性もチラホラおり、 独特のノリで店内全体の心がほぐされていった。
ゲタ夫マジック
そして、ゲタ夫さんの作戦はアンコールで見事に実を結ぶことになる。 お客様が全て自然に立ち上がり、踊り出したのだ。 誰からともなく誘い合ってニコニコを顔を見合わせながら、体を上下左右に揺する。 浴衣の女性も、ネクタイ姿のサラリーマン(僕です)も、ごくごく自然にゲタ夫マジックに してやられてしまった。でもとっても心地よい時間。
来年の夏もヨロシク!
最高の夏休みスタートを切った今宵のラテンパーティー。打ち上げでは、大口さんを迎えにきたKUROちゃんも 参加して、これまたラテンのりの盛り上がりを見せる。やはり、夏のプルプリは最高だった〜。 この時点(金曜)では、忌まわしき月曜日がやってくるなんてことは毛筋ほども考えていなかったのは事実。 一瞬でも、夏休み気分が味わえたことに感謝をしつつ、次の夏に思いを馳せる。
ゲタイート
ゲタイート!パイナップルモ〜ド!
松島さん
100%自然体!まっちゃん!
スタンディング1
ナチュカフェ初!スタンディング・ライブ!
スタンディング2
踊らずにはいられない!

Return To
Natural Jazz live